代替馬 スピカシチー(カメルーンU) 第2戦


友駿愛馬第38号はマリアンヌシチーの代替馬。

スピカシチー(カメルーンU)とアリエルシチー(フランスU)に振り分けられたがアドマイヤムーンに対する思い入れと早期にデビュー出来そうだったことからアリエルの打診を断りスピカシチーに交換して貰った。

思惑通り2歳7月の早期デビュー。小柄だし結果は諦めていたが、見どころのある末脚で7着。

馬格がなく上積みは期待できないが、センスはありなんとか2歳時に稼いで欲しい。


前走後馬体を回復させる為に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ました。

馬格がないから、こうなるんですよねぇ。

8月4日に栗東トレセンへの帰厩を確認しました。


8月14日 新潟1R 2歳未勝利 芝1800mに出走!!

11着/12番人気。

出遅れがなければ前走と同じ7着程度はあっただろうが、しかしそこまで。

勝ち負けや掲示板には全く無縁。

この馬はそれでいい。多くを期待はしていない。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2011年8月18日完結)

2011年7月21日立ち上げ

●前走後馬体を回復させる為に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ました

 デビュー戦の前走を7着と期待以上の走りを見せてくれた我らが愛馬スピカシチーですが、前走後馬体を回復させる為に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ました。

 2歳夏とはいえ、前走時の馬体重が418キロとこれは小さすぎます。私が小さな馬を嫌うのは、強く追うと飼い葉が減るので強く追えない、輸送でも馬体減りをするので輸送が難しい、出走後馬体回復に時間を要するなどの理由がありますが、今回も馬体回復に時間を要する為に放牧となりました。

 もともと代替馬でそんなことは織り込み済みですから、気長に待ちたいのですが、通常馬格のない馬の活躍時期は2歳がもっとも期待できる時期であり、3歳になって他馬が成長すると成長力の低い小柄な馬は全く太刀打ちできなくなってしまいます。

 そういう意味では少しでも早く次走を迎えて、少しでも賞金を稼いで欲しいですね。

これ以降は8月4日に作成

●8月4日に栗東トレセンへの帰厩を確認しました

 前走後、馬体を回復させる為、宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されていた我らが愛馬スピカシチーですが、8月4日に栗東トレセンへの帰厩を確認しました。

 8月3日のクラブ公式HPの近況報告によりますと、スピカシチーは馬体重が425キロということですが、ここから追い切りをかけると、出走時には前走時の418キロよりも減ってしまいそうです。

 しかし、上記にも書きましたように、2歳戦が勝負の馬ですから、早く出走されることには大賛成です。1つ勝ってじっくりと成長に時間を使いたいですね。

 ただ、次走は上積みはないと思われ、やはり7着前後と予想されます。

これ以降は8月8日に作成

●次走は8月14日 新潟1R 芝1800mを予定

 クラブ公式HPによりますと、スピカシチーの次走は8月14日の新潟1R 2歳未勝利 芝1800mを予定ということです。

 スピカシチーは父がアドマイヤムーンで距離は伸びて良く、切れる脚がありますので直線の長い新潟も良いと思われます。

 馬格がないので叩いた上積みなどは期待できないでしょうが、更なる前進を期待したいですね。

これ以降は8月10日に作成

●追い切り情報(8月10日更新)

前走前 7月7日 栗東CW 良馬場 追って一杯

太宰啓介
6F 85.8
5F 68.8
4F 53.8
3F 39.6
1F 12.6[6]
ラブディラン(2歳新馬)一杯の内0.3秒遅れ



8月7日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
3F 44.0
1F 13.6[9]


8月10日 栗東CW 良馬場 稍一杯に追う

助手
5F 71.8
4F 55.4
3F 41.2
1F 12.9[8]
アートギャラリー(古馬500万下)馬なりの外0.1秒遅れ
 8月7日、小柄なので短いところをサッと乗られました。馬格の無いスピカシチーは強く追い切れませんので、こんな感じでしょう。

 8月10日、あまりいい動きとは思えませんが、これは前走前もそんな感じで、馬格がなくあまりビッシリとやれないですからこんなものでしょうね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。前走もこんな感じで走りましたし、悲観することはないと思います。ただし、上積みもないでしょう。

●気になる出馬想定表(8月14日 新潟1R)

出馬想定表 8月14日 新潟1R 2歳未勝利 芝1800m フルゲート18頭 想定数18頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アブマーシュ  7/10 未勝利 中山芝1600
アポロテイスト 柴田善臣  7/24 新馬 新潟芝1800
ウインフロレゾン 柴田大知  7/23 新馬 新潟芝1600
オーシュペール 北村宏司  7/17 新馬 新潟芝1400
ケイビイネイチャー 村田一誠  7/24 新馬 新潟芝1800 11 14
ショウナンカンパク 平野優  7/24 新馬 新潟芝1800 10
スピカシチー  7/10 新馬 京都芝1400 11 B−
スプレッドイーグル  7/23 未勝利 新潟芝1800
セントトーマス 江田照男  7/24 新馬 新潟芝1800 17
トーセンベニザクラ 中舘英二  7/23 未勝利 新潟芝1800
ナンヨーヤシマ 石橋脩  7/17 新馬 新潟芝1600 10
ヒシマーベラス 松岡正海  7/23 未勝利 新潟芝1800
マイネルソウル  7/24 新馬 新潟芝1800 14 13
マイネルツァウバー  7/24 新馬 新潟芝1800 11
マイネルピトレスク  7/23 新馬 新潟芝1600 14
ヤマニンオルタシア 大庭和弥  7/30 新馬 新潟芝1600 13
ラトマティーナ 小野寺祐太  7/23 未勝利 新潟芝1800 10 16 16
レインボーズエンド 嶋田純次  7/30 新馬 新潟芝1600

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在18頭出馬想定されています。

これ以降は8月11日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 8月14日 新潟1R 2歳未勝利 芝1800m フルゲート18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アブマーシュ 木幡初広  7/10 未勝利 中山芝1600
アポロテイスト 柴田善臣  7/24 新馬 新潟芝1800
ウインフロレゾン 柴田大知  7/23 新馬 新潟芝1600
オーシュペール 北村宏司  7/17 新馬 新潟芝1400
ケイビイネイチャー 村田一誠  7/24 新馬 新潟芝1800 11 14
ショウナンカンパク 平野優  7/24 新馬 新潟芝1800 10
スピカシチー 西田雄一郎  7/10 新馬 京都芝1400 11 B−
スプレッドイーグル 吉田豊  7/23 未勝利 新潟芝1800
セントトーマス 江田照男  7/24 新馬 新潟芝1800 17
トーセンベニザクラ 中舘英二  7/23 未勝利 新潟芝1800
ナンヨーヤシマ 石橋脩  7/17 新馬 新潟芝1600 10
ヒシマーベラス 松岡正海  7/23 未勝利 新潟芝1800
マイネルソウル 中谷雄太  7/24 新馬 新潟芝1800 14 13
マイネルツァウバー 大野拓弥  7/24 新馬 新潟芝1800 11
マイネルピトレスク 武士沢友治  7/23 新馬 新潟芝1600 14
ヤマニンオルタシア 大庭和弥  7/30 新馬 新潟芝1600 13
ラトマティーナ 小野寺祐太  7/23 未勝利 新潟芝1800 10 16 16
レインボーズエンド 嶋田純次  7/30 新馬 新潟芝1600

騎手の太字は乗り替わり

全く想定表通りのメンバーで確定しました。

●新潟芝1800mコース解説

 スタート地点は芝1200mと同じ向正面の直線入り口。3コーナーまでの距離は748m。前半は各馬ポジションを取りに行き、ある程度流れるが、中盤で落ち着くため、全体の流れとしてはほぼスローペース。最後の直線での追い比べで勝敗が決する。脚質を問わず、末脚の持続力が最も重要になってくる。ただし、逃げ馬は少し苦しい。
 芝1600mと同様に、中央場所では今一歩決め手に見劣る重めのノーザンダンサー系の種牡馬の産駒が、速い上がりを使えるのがこのコースの特徴。ただし、芝1600mはいま1つだったサンデーサイレンス産駒は、ここでは力を発揮できる。
 外回りコース全般の特徴として、開催が進み内側の馬場が荒れ出すと、最後の直線は各馬外に持ち出す。従って、枠なりに進められる外枠の方が競馬をしやすい。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行、差し
ポイント 末脚の持続力
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、ダンスインザダーク、フジキセキ
連対騎手ベスト 蛯名正義、田中勝春、後藤浩輝、中舘英二、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分50秒5
2歳未勝利 1分49秒0 1分50秒4
2歳500万 1分48秒5
3歳未出走 1分50秒8
3歳未勝利 1分48秒3 1分48秒9 1分50秒0 1分49秒6
3歳500万 1分48秒2
古馬500万 1分47秒2 1分47秒6 1分49秒3
古馬1000万 1分46秒9 1分46秒9 1分46秒4
古馬1600万 1分46秒2
古馬オープン 1分45秒5

●騎手は愛馬マドラスシチーの主戦・西田雄一郎騎手 ほっさん評価「D」

 今回のスピカシチーの鞍上は愛馬マドラスシチーの主戦?西田雄一郎騎手です。

 正直、前走の太宰啓介騎手よりは、はるかに期待度が少ないです。



 西田雄一郎(にしだ ゆういちろう)は、1974年10月14日生まれの36歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンターに所属する一応7年目の騎手である(1度取消申請を行っている為)。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は1度のみ。現在はフリー。

 2011年8月11日現在(以下同じ)JRA通算勝利数は148。勝率4.0パーセント、連対率8.3パーセント。騎乗馬に恵まれないこともあるが、正直寂しい数字である。重賞は1996年のサクラエイコウオー(七夕賞 GV)と2010年7月18日のケイティラブ(アイビスSD GV)の2勝。

 昨年(2010年)は小倉で活躍したが、それでも年間11勝、勝率2.3パーセントと低い数字であった。本年はここまで226戦して僅かに2勝。勝率は0.9パーセントと低迷している。


 高校卒業後、1995年、第11期生として競馬学校騎手課程を卒業しJRAの騎手免許を取得する。同期には青木芳之、矢原洋一、山本康志、金折知則、西谷誠、野元昭嘉らがいる。美浦・境征勝厩舎所属の騎手としてデビュー。初騎乗は3月4日、中山競馬第12競走のグレイトスターオーで、15頭立ての5着。初勝利は5月6日の福島競馬第12競走のサクラファイターで挙げた。デビュー35戦目での事だった。同年は10勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 1996年7月6日、七夕賞でサクラエイコウオーに騎乗し重賞初制覇。

 1999年、道路交通法違反を繰り返したことを理由に、その責任を取る意味で騎手免許取り消しの申請を行い、同年10月1日付で免許取り消しとなった。その後、山元トレーニングセンターに勤務。

 6年後にJRAの2005年度の騎手免許試験を再受験して合格し、2005年3月から再びレースに騎乗している(当時所属は境征勝厩舎)。


 「イケイケで攻めるタイプ。ズブい差し馬では暴れてしごく。好位から運ぶケースで成績が良く、差す場合はマクリ気味に動く。道中の当たりは意外と柔らかい。基本は裏開催回りで、夏は本開催の新潟で騎乗。芝・ダートは不問で、距離も幅広くこなす。勝つレースは単勝1000円以上がほとんどで魅力は穴に乗っている時。ただ、いつ激走するか読みづらい。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)
 ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝) 

 2010年12月 5日 エクストラシチー 500万下 小倉ダ1000m 14着/13番人気
 2010年12月25日 エクストラシチー 500万下 小倉ダ1000m 9着/14番人気
 2011年 3月13日 アイリスシチー 3歳未勝利 小倉ダ1000m 地震により開催中止
 2011年 7月10日 マドラスシチー 3歳未勝利 中山ダ1200m 12着/16番人気
 2011年 8月 7日 マドラスシチー 3歳未勝利 新潟ダ1200m 13着/15番人気

これ以降は8月18日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
オーシュペール
ヤマニンオルタシア
マイネルツァウバー
スピカシチー
ヒシマーベラス △△
トーセンベニザクラ △△
アブマーシュ △△
アポロテイスト
セイトトーマス
ナンヨーヤシマ △△
ウインフロレゾン
二重△は△△で処理
あとは無印



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
スピカシチー 49 49


デイリー馬三郎

予想印

◎ ウインフロレゾン
○ アポロテイスト
▲ ヒシマーベラス

以下省略

スピカシチーは無印


見解

 「初戦はD着だったウインフロレゾン。出負けしたうえ、追ってからもフワフワして伸び切れなかったが、素材の良さは十分に見せた。距離延長で前進。」

●各陣営のコメント

スピカシチー

 「デビュー戦はしまい上々の伸び。距離は延びた方が良さそうだし、叩いた効果にも期待。」(村山明調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 スピカシチーはアドマイヤムーン産駒で切れる脚もあり、距離延長と直線の長い新潟コースは大歓迎です。

 しかし、あまりにも馬格がなく、上積みはほとんどないと思われ、前走前よりも追い切りも手緩く、良化する相手にどれだけ太刀打ちできるか疑問です。(8月11日 独り言より)

●レース 

 スピカシチーはスタートで立ち遅れ、ズルズルと後退し13番手を追走します。それでもシチー代替馬特有のポツン最後方ではなく、集団には取りつきます。

 直線は外に出して追いますが、前走ほどの切れはなく11着で入線。出遅れがなければ前走同様7着くらいには入れたと思います。それでもそれ以上はないでしょう。

●時計の評価

 今回のスピカシチーの走破時計1分49秒6良馬場は、新潟芝1800mの2歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分49秒0良馬場であることから、出遅れを考えると着ほど悪い時計ではありません。

 それでも勝ち負けまでは苦しいでしょうね。牝馬限定戦や輸送のない関西圏の競馬ならいずれ掲示板くらいはあるかも知れません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

スピカシチー(11着)

 「直線は伸びているので、もう少しスムーズな競馬をしたいところでした。」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●今後の展望

 やはり小柄な牝馬。2走目の上積みは全くなく大敗を喫しました。完全に想定内ですが、こんなもんでしょう。他馬が成長する3歳までに少しでも走って稼いでおかないと。

 そして馬格がないので新潟といえども輸送は堪えたはず。関西圏に狙いを定めて使って欲しいですね。或いは滞在競馬か。

●最後に

 2走目の今回も馬体重は420キロと前走より減っていないだけマシですが小柄過ぎますね。それでも仕上がりの早さで前走は7着でしたし、競馬ブックのスピード指数でも「49」といまだ現役も二桁着順を繰り返す愛馬マドラスシチーなどよりはよほどいい数字です。

 次走はまた短期放牧後でしょうが、やはり少なくともあと10キロ、理想はあと20キロくらいは体重を増やしたいですね。

 スピカシチーには過度の期待はしていません。ぼちぼち走ってくれればそれで十分です。

 頑張れスピカシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年7月21日立ち上げ 8月4日、7日、8日、10日、11日、18日加筆
スピカシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 7月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1400m (7着/11番人気)

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